日記
タクシー会社は新型コロナで外出を
控える人が増えたので仕事を辞める
運転手がものすごく沢山いた
昨年政府が5類に下げた後は堰を
きったように人々が外出を始め
おかげでタクシーの利用客が増えた
そんなおりもあってウチの会社も
とてつもない勢いで新入社員が
入ってくるようになった
先日入社した新人
まだ保証給の期間なのだが
GPSで追跡をすると、休憩が多く
一日の殆どの時間仕事をしていない
本人にヒヤリングするととにかく
言い訳が多く出来ない理由を述べる
今は新人でお客様にご乗車頂き道を
覚えていく大事な段階
早ければ入社2か月で無線やアプリを
駆使して月100万近く売上げる人も
実際にウチには居る
一方彼の場合月20万行かない位
今は保証給が出ているが近く保証が
切れた後自分で稼がなくてはならず
さらに足切りでまともに給料が出なく
なるのは目に見えている
本人はハングリーさもなく収入が
低くても生活は出来ると言うが
それは彼自身のこと
個人タクシーならともかく法人では
維持費は会社が負担する
よって乗務員が引っ張ってくる日銭の
最低ラインというものが存在している
ここを無視して自分の気の向くまま
営業を続けるのであれば社にとって
お荷物な存在となってしまう
経営を経験していない人はこういう
感覚はないだろうがそもそも歩合で
稼ぎたくてタクシーにしたのでは?
とにかく何を話しても暖簾に腕押し
無線を開局すれば今よりも稼ぎ易く
なるけどどうする?と聴いても後ろ
向きな返事しか返ってこない
この先保証期間が過ぎた後いったい
彼はどうなってしまうのだろうか?