日記
ぼくは50代も半ばになる
気がついたらいいおっさんに
なっていたという感じ
自分がそこそこ歳をとっている
実感もなかったので特にプライド
もなく年下がため口きいても
なんとも思わない
流石に還暦が見えてくると人生
の残り時間を意識するようになる
若い時のように一日を無駄にする
ことはできないと思っている
50を過ぎたぼくは残りの半生を
好きなことだけやってこうと決めた
まずはずっとやりたかったタクシー
自由に自分の思うままに走れて
どう動こうと全て自分次第
稼ぐのもさぼるのも自由だ
こんな気ままな職業は他にそう
あるわけもなくまさにぼく向け
水を得た魚のようにぼくは仕事で
実績を上げて行った
お金のためにとか仕事だから
仕方ないけどとか
そういう感情は一切なく毎日が
ポケモンGOだしお客さんとの
会話も楽しかった
時間が赦すなら何時間でも仕事を
していたいくらい合っていた
このままぼくは個人の資格をとり
自営業者になるものと思っていた
ところが
人生は決して思い通りにならない
前世の悪行を現世で償う
まさにその通りでぼくは救急搬送
され運転業が出来なくなった
この間休職となり人生を見つめ
直す機会を与えられた
やっぱり今後は自分がやりたい事
をやって生きて行こうと思う
復職するが事務仕事がメイン
楽しく仕事出来たらと思うが
もしかしたらぼくは苦痛を感じる
かもしれないのでその時は自分を
ごまかさず辞めるかもしれない
仕事もお金のためでなく自分の
やりたいことをやる
きっと1年位はボランティア
になるだろう
幸いなことに収入が無くても屋根付き
の部屋で食事にも困らない
こんな機会はそうあるもんじゃない
自分が他人より出来る事は
自分が思っているよりも
沢山あったりする
ぼくはぼくの才能を生かし人の
役にたつ行動をしようと思う
人の役にたつ生き方をすればきっと
巡り巡ってぼくに還ってくる
「あなたが居て良かった」
他人からそう思って貰えるよう
ぼくはぼくの出来ることをして
半生すごしていきたい