日記
自分の人生
半世紀もの間好き勝手に
生きてきて色々とやって
みたが結局たどり着いた
のがタクシー乗務員だ
食べ物でも好きな物は
最後までとっておく人が
いるけどそんな感じか?
ぼくのポリシーで仕事も
プライベートも自分が
ストレスフリーで有る事
を第一に考え行動してきた
人はそれを熱しやすく
冷めやすいと写るが
ぼく自身の良い訳として
人生限られた時間の中
何でも経験したい
欲求から考える前に
まず行動してしまい
合わなければ止めて
次行くようにして
興味が湧いた物は
ことごとく手を付け
て来た半生だった
女性にしても然り
合わないのに努力し
長々付き合わず数多く
の女性と交際した
そんなぼくが妻を娶った
のが45歳の時だった
ようやく自分がストレス
フリーな女性と知り合い
余生を共に歩む道筋が
はっきりと見えた
そしてタクシー乗務員
という昔から憧れていた
仕事に就くことが出来た
仕事に於いてぼくが重要視
するのは収入の多寡でなく
労働形態の優劣でもなく
自分がストレスがなく
仕事が出来るかどうか?
その点今の仕事はほぼ
ストレスなくしている
そんなぼくが唯一
ストレスとなるのは
モラルが欠如している
休日ドライバーの素行
彼らは自宅の庭で運転
しているかの如く
傍若無人ぶりを見せる
正直もう飽きた
そして昨日こんなことが
起こった
片側2車線ある割と道幅が
ゆったりした幹線でのこと
右側に居たちびっこが
駄々をこねていた
そして左に居たちびっこ
はなんとその道路を全力
で横断し始めたのだ
まあ仕事中は日ごろから
歩行者の同行には気を
配っているので軽く
ブレーキを踏みながら
手前で停止した
全力で走るちびっこ
可愛いなぁとか思い
タラちゃんが走る
効果音を脳内で鳴らし
過ぎるのを待っていた
子供は興味があると
廻りが見えなくなる
それは全く問題ない
問題はその子の親
20代と思われるその
若ママは全力で我が子
が飛び出したのを
制止するでもなく
まして止まったぼくに
御礼かお詫びするでも
なくアホ面で我が子を
見つめていた
内心親の安全意識って
これでいいのかなぁ?
なんて思い腹がたった
よく親がパチンコに夢中
で車内放置の子供が死亡
したとか車に轢かれた
とかの話がでるが
昨日の様子を見ていると
さもありなんというのが
良く分かった
毎日300kmから運転
していると実は結構な
ストレスが溜まってくる
私的ではなく看板を
背負っている
そして乗客がいる時は
絶対無事故を意識し細心
の注意をして乗務する
だからいつも身体は
がちがちにこわばる
ようやく巡り合った
ぼくに合った仕事
何だかんだと言いながら
毎出番楽しく乗務してる