今回もまた試作会を開いたのですが
※前回の様子はこちら
前回トマトベースのスープカレーは
ぼくが試食してほぼ商品レベルになり
及第点をあげられたので
今回はそのトマトベーススープと
鶏ガラスープの2種類を作りました
朝早くから大鍋でスープを炊きました
コトコトと炊くこと数時間
丁寧にスープを漉して10人分作りました
前回決まった味のスパイスの配合で
スパイスペーストを作り
フライパンでスパイスを焦がさないよう
炒めますと部屋が一気にインドの香り👳♂️
そして漉したスープを二つの小鍋にとり
一方はトマトベースにしました
今回はトマトスープに自家製豚角煮を乗せ
マッチングのチェックもします
マジスパさんからもスープが届いたので
そちらも温めます
出来たスープカレーはこちら
早速前回及第点を出したトマトスープを一口
「え~~~~~こりゃねーだろ~!」
例えるならカレーを作ったときに塩を入れすぎで
塩っぽい感じに仕上がったみたいな?
ハッキリ言って美味しくありません
チキンスープも試食しましたが
ベースが同じなのでやはりしょっぱい
こちらのほうが塩ラーメンと同じで
スパイス感がダイレクトに伝わります
マジスパさんは。。。
やっぱり美味い!
ぼくは妻に聴きました
「塩の分量とか前回と同じ?」
彼女が言うには塩は味を見ながら入れている
ということはプロとしてやるのに商品の味が
作り手の体調等の要因で毎回味がブレる
ということになります
試作だからいいですが実際に営業した場合
一回でもまずいとお客様は黙って離れます
まずは基本中の基本として及第点レシピに
忠実に作れるよう毎回同じ分量で作ること
とにかくプロとして味がブレるのは大問題
一緒に試食したマジスパさんは前回同様の味
毎回同じ味を出せるのがプロです
妻は合格点に達したことで慢心したようです
修行したところが味に対しあまりに無頓着な
所だったらしくオーナーも適当だったとのこと
なので味は大体でOKと思いこんでました
今回の試食に使用したスープ自体が塩辛く
最後の仕上げに塩を足していましたが
至急塩なしバージョンの作り直しをして
これも試食しましたがだめでした
よってスープは全部廃棄しました
今回慢心したことによる失敗は彼女に
とって大きなプラスとなりました
プロとして毎回ブレずに味を作れることの
大事さを失敗から学べました
そして新しいスープの開発以前にモノにした
スープの味をブレずに作れること
この作業の方が今の彼女にとって大切だと
痛感させられた試食会でした
東京スープカレーcahayaさんに
お取り寄せ注文しましたので
こちらとの食べ比べリポートはまたします