ラックんの日記

ラックんの日記

貧乏人は医者にかかれないの?

高齢化による医療費膨張は現在の

デフレ脱却に貢献します

 

デフレは経済現象でいうと総需要不足です

 

総需要とは支出面のGDPでそれを分解すると

 

・民間最終消費支出

・政府最終消費支出

・民間住宅投資

・民間企業設備投資

公共投資

・純輸出

 

の6つの需要になります

 

政府が支払う医療費はこのうちの

政府最終消費支出の一部です

 

ですので政府が医療サービスへの

支出を拡大すれば同時に

 

政府最終消費支出も増えるため日本の

総需要不足緩和→デフレ脱却となります

 

日本の消費自体は民間では停滞していても

 

政府最終消費支出を含めた

消費総額は増えてます

 

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出典:内閣府

 

医療費や介護費への政府支出が増えたため

民間消費の低迷をカバーしたのが原因です

 

日本は高齢化が進んでいます

 

ですので同時に医療費などの政府支出が

増えることで総需要縮小が緩まりました

 

今後も高齢者人口は増えることが見込まれ

 

拡大する高齢者医療サービスおよび

介護サービスの需要に政府が支出し

 

国民が医療や介護の生産性を高め供給していく

ことで需要不足も解消され生産性も向上し

 

その効果で経済成長が見込まれます

 

結果医療や介護職員の実質賃金も

上昇方向に向かうことが予測出来ます

 

ところが政府はその方向に向いていません

 

そもそも経済力とはモノ・サービスを生産する

国民の供給能力の蓄積です

 

よって政府がどれだけお金を刷っても

供給能力が低ければどうにもなりません

 

供給能力は国民が現場で働きノウハウや

スキルを蓄積し企業や政府は設備や技術の投資

 

および公共投資によって生産基盤を整える努力

をするような各人の積み重ねで蓄積されます

 

もし政府が今のような緊縮財政を続け

最新医療や薬への保険適用を拒否し

 

グローバリストのいいなりになって

自由診療への規制緩和を拡大すると

 

間違いなく日本もアメリカ同様命は

金で決まるような社会になってしまいます

 

今大手メディアは「医療崩壊」などと

うそぶいていますがそんなデマより

 

「医療亡国」に日本がなる可能性は非常に高く

コロナ祭に隠れて忍び足で近づいています

 

実際2016年から事実上の混合診療である

患者申出療養が始まりました

 

これにより皆保険崩壊に小さな穴が開きました

 

 

この手法は派遣法の改正と同じパターンです

 

派遣法改正後の悲惨な状況なのはご存知かと思います

 

同じようにこの小さな穴がやがて

 

国民が医療を受けようとしてもそれを

提供できない状況に至ることになります

 

具体的には高いお金を払えば命は助かりますが

支払えなければ助からないということです

 

国民皆保険制度が新自由主義に脅かされる

ことなく国民が健やかに居られるために

 

多くの人達が政府の嘘告知に気が付くこと

が結局自分達の生活を守ることになります

 

国が国民を騙すはずないと頭から信じている

人は過去を振り返り国の政策と現実を

 

自分自身でよく見較べてみるといいです

 

大の大人が国と御用メディアにコロッと

騙されているのは滑稽でしかありません

 

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