日記
ぼくの同僚が先日事故を
起こした
1日何百キロも走る
営業自動車はそれだけ
事故を起こすリスクを
多分に含んでいる
殆どが自損による事故
そして貰い事故となる
流石に人身が絡む事故は
滅多になく相手が重傷の
事故は数年に一度あるか
無いかの頻度だ
プロとして徹底した安全
運転を教育され毎朝唱和
までしていても事故は
突発的に起きる
運転する者は勿論事故を
起こそうと思っている人
はなくまさか自分が事故
を起こすなどとは微塵も
思っていないはず
ではプロであるタクシー
乗務員はどういう時に
事故を起こすのか?
お客様として安心して
欲しいのが実車中には
殆ど事故は起きていない
ということ
9割近くが迎車など通常
の心理状態でない場合
事故は発生する
本来決められた手順で
運転している限り事故
は限りなく起きない
焦りなど異常な心理状態
となったとき人は手順を
抜いた運転となるため
事故を誘発しやすい
免許を取得し何十年も事故
を起こさずゴールド免許の
人は沢山いるが
その殆どのドライバーは
私用の為通常の心理状態
で運転することとなり
頻度も職業ドライバーの
比ではない
なのでベテランドライバー
は根拠のない自信を持ち
結果運転が粗雑になる
異常な心理状態とは休日
ドライバーに多く見られる
目的地に早く着こうという
先を急ぐ状態で本来この
状態は事故を起こしやすい
黄色信号や赤信号でも
平気で交差点に突っ込む
渋滞中割り込みを頑なに
拒否しクラクションを
ならしたり
一時不停止や歩行者の
進路妨害などなど
たまたま運が良かった
だけでこのような運転
を長時間続ければ事故
の可能性はぐっと上がる
話を戻し同僚の事故だが
車が全壊する程の大事故
を起こした
車の前半分が無くなる
程の大事故だった
これだけの事故をした
にも拘わらず本人は
おろか誰一人怪我人が
出なかったのは奇跡だ
車や道路などは直せるが
人を殺めてしまうと
取り返しがつかず
被害者加害者双方が
重い十字架を一生
背負うこととなる
本人と直接話してない
ので詳しくは分らない
恐らく深夜の国道を
飛ばして走っていた
ことによる事故だと
思われる
先日の大事故は対岸の
火事では決してなく
いつでも同じリスクを
ぼく自身も持っている
例えば荒天時は視界が
悪く歩行者も下を向き
車を見ていない
こんな状況の夜だった
場合急に止まることが
できるだろうか?
悲惨な事故をイメージ
し心にブレーキをかけ
バカらしく思えるほど
慎重にハンドルを握る
これしか自分の人生を
守る手段はない