日記
先日吉田類の酒場放浪記という
BSの番組が20周年を迎えた
それにともないスペシャル企画で
台湾の旅編をやっていた
ぼくは学生の頃台湾に住んでいて
当時の物価もあると思うが食事は
安かったイメージがある
ところが類さんが紹介する食事は
皆日本と同じくらいの値段
決して高級な料理でなく台湾では
ごく一般的な庶民の食べる料理
日本では失われた30年と言われ
物価も上がらず世界に置いてきぼり
を食っている状況
それに比べ他国、特にアジア諸国は
目覚ましい発展を遂げそれに比例し
物価上昇率も半端ない
当番組を観ていて思い知らされた
日本では外食チェーンがクソ安い
料理を出すのでいつしか庶民は
それが当たり前だと思っている
サイゼリヤなんか破格すぎるでしょ
企業がこういう料理を提供し続け
る限り賃金は上がらず経済も上向く
ことはない
緩やかなインフレにより国は成長して
いくものだが日本でその兆しは見えて
こない
ぼくの感覚でも庶民飯が2000円位
で出ていると高いなぁって思う
この高いなぁって思う感覚こそが
貧乏に慣れてしまった証しであり
誰かが仕掛けた世界なのだろう
台湾の半導体企業は熊本を占拠し
公害を垂れ流してしれっとしている
個々の台湾人ではなく台湾の
企業は決して親日ではない
うかうかしていると目端の利いた
アジアの雄に侵略され、彼らの下請け
として労働する未来が待っている
類さんの番組で食事の単価を観て
つくづくそう感じでしまったよ