日記
タクシー業界に入り、病気になり
車に乗れなくなったしまった
大切なお客様にご乗車いただいて
万が一倒れたりしてたら大ごとだ
個人的に運転職は転職だった
少しでもかかわっていたいので
管理者を目指すことに方針を替えた
本来法人タクシーは車を降りると
社員で無くなるのが一般的らしい
今回社長からお声がかかり社員として
継続雇用されるようになった
ぼくの生活まで考えてくれて本当に
いい会社に入ったと思っている
なにかトラブルがあった時にその
本性って出るもんだよね
今日近所の馴染みの店でオーナーと
その話になった
彼は社員として継続雇用されて
良かったじゃないですか！と言う
ぼく的には楽な社員へなびいた己の
情けなさがゆるせなかった
でもそれは贅沢な悩みだよね
オーナーはサラリーマンは安定を
しているからいいなと言う
声には出さないが資金繰りで苦労
していることだろう
両方知っているぼくからすると
事業主のほうが絶対にいい
だと絶対にカスタマイズできる方が有利
ていうかシステム化された資本主義社会
で唯一抵抗できる部分はそこしかない
サラリーマンは鎖で繋がれていること
すらまったく気がついていない
考えないように教育されてきたから
いっそなにも考えずお花畑を歩ける
ならどんなに幸せだろうと思う
お店のオーナーは自由を手に入れたが
同時に重い責任を背負うことになった
どっちにも言い分があり無い物ねだり
ワープアや非正規に比べたら今のぼく
はとても贅沢な悩みなんだろう
じくじたる思いを持ちながらも己の
恵まれた境遇に感謝し邁進していこう
そして
いつ寿命が来るか分らないので
後悔の無い人生にしていこう
