日記
世間はお彼岸
恐らく多くの人が墓参する時期
ぼくのウチの墓は神宮前の寺に
あるので親父が生きていたころは
長男ということで親族一同集まり
墓参後皆で食事をした
今信心深いお袋は年二回LINEで
墓参りお願いしますと言ってくる
ぼくのウチは成田空港に近い田舎町
ゆえに渋谷まで出るのはまあまあ
骨が折れる
若い時なら都心に出かけるのは
ワクワクしたかもしれないけど
残念ながらもう50も半ばの
初老オヤジは気力が起きない
そんなぼくら夫婦のモチベは
渋谷・原宿で食事をすること
もはやぼくら夫婦は食にしか
興味はなく全ての原動力は
そこから来ているといっても
過言でないかもしれない
今日義妹から写真が届いた
今ウチで一番お墓に熱心なのは
お袋と義妹かもしれない
ぼくは正直お彼岸だからと言って
墓参りに結び付かなかった
彼女は春と秋になにも言われなく
ても自ら花を用意し寺まで行く
割と高齢者は花を買って墓参りに
行く姿が見られるが若者には
決して見られることは無い
お袋はもう80歳くらいの高齢者
なのでこの辺はきっちりとやっている
そういうお袋も元々は嫁に来ただけ
ウチは男がだらしなく嫁いで来た
女性がきっちりとしているが正直
地方の人ほど先祖を大事にする
ので当たり前なのかもしれない
うちの親父がどれほどやっていた
のかはわからないがお袋は率先して
法要や墓参を仕切るし義妹も継承
しているように見受けられる
ぼくらとしては墓参りはついでで
主目的は都心に食事にいくことと
すっかり目的があべこべになっている
子供のころは近かった墓が今は
遠くなっているしお袋が死んだら
義妹が墓の世話をするのだろうか?
お袋は今のぼくを見て自分が死んだら
絶対に墓参りしないだろうと思って
いる事だろうと思う
個人的に死んだ人に意志はないし
祟られるというのも生きている者
が作り上げた幻想だけどね