日記
一般的に我がタクシー業界は年明けから
2月にかけては閑散期といわれている
とくに成人の日を過ぎると一気に落ち込む
長距離を乗られるお客様は一定数
おられるわけだが少ない気がする
都内と違い田舎のタクシーは無線やアプリ
が命となってくるわけだが無線を拾えない
人は本当に1~2時間全く拾えずに無駄に
空車時間が増えていき結果収入が減ってくる
ぼくはいまのところ苦しくも実車の数量で
カバーしているので売上は激減していない
でも仲の良い同僚は動き方に問題があるのか
無線をあまり拾えずぼくの7割くらいらしい
当然売上も増えるわけもなくあげくクレーム
によって会社の上長からきつく指導を受けたり
仕事に対するモチベーションが落ちている
のも原因かと思っている
それにしても1月度はきついかもしれない
今月は旅行もしたので調整するために休み
を増やしたため平日出勤多めのシフトに
なってしまったのだが貴重な土曜日
夜の割増時間目一杯仕事しようと思い朝
は遅めに出勤して時間調整した
週末は客単価が高い為朝からトントンと
売上が出来ていたので今日もまあまあ
売上行くんじゃないかと期待していた
ところがその後アプリのお客様が多く
空車にするとアプリで配車を受ける
というなかなか忙しい状態だったわけ
だがとにかく単価が低かった
特に10代・20代の人は人の時間を
奪っているという概念が欠落している
若いうちは時間は無限と思うからだ
その為アプリだとこちらがどこを走り
あと何分で迎車地に到着するか見える
はずなのに到着地に着いても居ない
5分待っても出てこないなどざらだし
出てこないでキャンセルとかも普通
つうかキャンセルというか電話無視
タクシーにとってはたかが5分10分
と言えず別のお客様一人を乗せるくらい
のことは不可能ではない
こちらとしてはサクッとご乗車頂き最速
で送り届け次の仕事をしたいのが本音だ
客としては300円払ってるから待たせて
当然くらいに考えているかもしれない
10代20代にとっての300円は結構
小さくない額なのでそれだけ払っている
から待たせても全く罪悪感は無いのだろう
そして待たせた人ほど大体ワンメーター
長距離でも出たらと思うが若者で長距離
はほぼほぼありえない
ぼくらの中で売上をしっかり作っている
人は時間をものすごく大切に扱う
一回の乗務でぼくらに与えられた時間は
最長21時間だが会社の往復時間を入れ
ると20時間以内に抑えておくのが無難
その時間を寝るのに充ててもいいし食事
をしても競馬場に行くのも自由だ
でもその時間を細分化し効率よくお客様
にご乗車いただくことも問題ない
なので稼ぐ人にとって1分は本当に貴重
少なくともぼくはそういう観点で仕事を
しているのでいたずらに消費される時間
にはものすごく抵抗がある
少々愚痴っぽくなったが今月は売上の
セルフノルマをリリースして気楽に
ドライブするくらいの気持ちで業務に
向かったほうがいいかもしれない