うちに車は必要ない理由

ぼくはその昔某有名デザイナーらの製造を

請け負っていたので割と頻繁に青山にある

ブルーノート東京や六本木にあった

スイートベイジル辺りでご飯を食べていた

 

ブルーノートは何か仕事のきっかけで

行くようになりスイートベイジルは

やはり何かのイベント絡みがきっかけだ

 

そのあとどちらの店も気に入ったので

ちょくちょく使わせて貰っていた

 

月島に有ったスペインクラブや

神谷町に有ったロシアンキュィジーヌの

店は個人的に又は接待にと通っていた

 

当時は葉巻も吸っていたので神谷町は

ホテルオークラにあるハイランダーへも

よく顔を出していた

 

当然お酒も入るため帰りはタクシーと

なり当時はタクシーを利用することも

多かったのだけどその当時からタクシー

運転手にはとても興味があった

 

ぼくはデザイナーの要望通りメーカーを

使い製品化するための管理をし輸入する

というバカでも出来る仕事をしていたが

正直あまり興味が持てる仕事ではなかった

 

タクシーに乗って沢山のお客様と巡り合い

ドライブしてお金を頂けるという仕事は

ぼくにとってはとっても魅力的でしかなく

 

我が人生の中で一度はやってみたいこと

リストの常にナンバーワンを保っていた

 

これは面接の志望理由でも言わせて貰った

のだがようやく積年の夢が叶ったという

のが今の状況だ

 

正直お金に関してはそこそこ稼いでいた

時期も有ったが元来物欲もなく最低限の

お金があれば事足りるのでタクシー業の

ような自分で働く日を決め売上も自由に

組み立てられる仕事は組織が向かない

ぼくの天職かもしれない

 

仕事の気分が乗らないときは乗務せず

働きたいタイミングでガンガン商売が

出来るというのはサラリーマンに代表

される組織に属する人では中々簡単に

出来る事ではない

 

今心から思うのが10年前、20年前に

タクシー業に飛び込んでおけば良かった

ということ

 

そんなぼくを止めていたのはドライバー

稼業はガラが悪い人の集まりだと誤解

していたこと

 

実際に飛び込んでみると接客のプロだけ

あって殆どが紳士的でコミュ力の高い人

の集団であったということ

 

ぼくの所属する会社が恵まれているの

かもしれないけどガラの悪い人はまず

社風に合わず辞めて零細企業へ転職する

との事なのでここでも選択は正解だった

 

まぁそんな感じで以前は良く飲酒していた

のと都内だったので車を使う頻度が低く

車は売却してタクシーかレンタカーという

ライフスタイルが確立された

 

車を保有するということは今や都民にとって

趣味の域に達しているとぼくは思っている

 

特に幣家は底辺に属し車はもはや贅沢品

 

お金を残すには浪費でしかない車は持たない

のが最善の選択となっている

f:id:baouthereal:20220227184038p:plain

 

©Copyright TheRealBaou. All rights reserverd.