日記
ぼくが休んでいた日にあたご橋交差点という
ところで死亡事故が有ったとのこと
点呼の時に初めて知ったのだけど事故を
起こしたのは19歳の少年らしい
あたご橋は時々お客様を乗せて夜中に
通るのだがあのあたりは深夜になると
本当に車が少なくいくらでもスピードを
出せるようになる
ぼくのような枯れはてたおっさんは速度を
抑えてまったりと運転することはなんら
問題ないが若者にとっては絶対に物足りない
だろう
若者は自分が思っているほど技量もなく
交通安全モラルは決して高くない
本当に上手い運転とは法規に則り適宜に
運転することが出来ることで派手な
コーナリングやスピードを出すことは
上手いとは言わない
2種免許を取る時に運転技術はほとんど
教えられないが法規に対することについて
事細かに「強制」される
2種免許を取るような人は長年のクセが
付いていてこれを一気に元に戻すため本当の
意味での上手い運転が出来るようになる
実際にぼくが2種をとってからというもの
いかに1種のドライバーが出鱈目な運転を
しているかよくわかる
会社でいつも言われるのが一般ドライバー
の手本となる運転をしていい意味で彼らを
見下すようにしてほしいということ
一般ドライバーとプロドライバーの違いは
それだけだと思うので決して運転技術が
優れているわけではない
かくいうぼくも18歳の時横に今は亡き
親父を乗せて峠道を走っていて調子に
乗って下りでスピードを出し過ぎカーブを
曲がり切れずスリップして崖から落ちそう
になった経験がある
親父は冷静に「やると思った」と言った
きり何もしてくれなかったのでガタガタ
震えながら自走して帰った
10代のころはやんちゃな運転をしていた
のであたご橋で死亡した少年のようにぼく
がなっていても全くおかしくなく
ただ単に運が良かっただけだと思う
調子にのってスピードを出したり音を立てて
カーブを曲がったりうるさいマフラーなどは
全く恰好良い物でなくはっきり言って自己満
意外の何物でもない
自己満で命を失っていては仕方なく
天国では反省しようにもできない
ぼくがやっていたことも大差ないはずなの
できっと運が良かっただけなのだろう
この少年だけでなく多くの一般ドライバー
も同じような結果になる要素を多分に含ん
でいるとぼくは市中を見ていて感じている
とにかく車に慣れないで常に一定の緊張感
を以って運転に向き合うこと
これで大方の事故は回避できると思う