日記
今年の夏前
ぼくは夜中に徘徊し小一時間ほど
激しく痙攣しまずいと思った妻が
救急車を呼び緊急入院となった
入院時に新型コロナの検査が
有ったようで隔離病棟へ
そのまま集中治療室で3日経ち
目覚めたぼくは頭に急なダメージを
受けたためかまず思ったのが
明日仕事なのにどうやって帰ろう
その時のぼくと言えばおむつ姿で
拘束され動けない状態
どこかもわからないし明日は仕事だし
帰るのにお金もないしどうするよ?
目が覚めたぼくに防護服を着た人が
話しかけてきた
「今何日だかわかりますか?」
最初この人は何を言ってるの
だろうと思った
看護師だとわかり救急搬送され
既に3日が経過していると知った
だんだん意識もしっかりしてきて
知ったのがてんかんの発作で断続的
な痙攣が起きて止まらなかったこと
後々わかってきたのだがこの発作は
脳に散らばっている海綿状血管腫が
引き起こしたということ
海綿状血管腫は良性の腫瘍で毛細
血管のようなものらしい
破裂しなければ特にほうっておいて
も良いものらしいが時にてんかん等
の症状を引き起こす原因になる
今日仕事が速く終わりあまりに
暇だったのでコレステロールの
本を読みながらネットで腫瘍の
ことを少し調べた
どうやら海綿状血管腫は全国民の
0.5%しかいない病気らしい
1億3千万としてざっと65万人
結構なる人は少ないよね
残念ながらこの奇病のせいでプロと
して運転することは出来なくなって
しまった
そして昭和時代の定年に達した今
ぼくにとっての第2フェーズが
始ったのだから人生は何が起こるか
わからないしだから楽しい
でもこの脳にある腫瘍の原因は母が
吸っていたハイライトなんじゃ
ないかとぼくは疑っている