戦後日本を陰から支えた人を
ご存知でしょうか?
名前は飛田勝造といいまたの名を
飛田東山といいます
誰?って方がほとんどだと思います
ぼくも誰?って感じでしたので
飛田勝造は一言で言ったら任侠の人
高倉健で有名になった唐獅子牡丹の
モデルとなった人です
高倉健の映画ではヤクザでしたが
飛田はヤクザのように額に汗をかかず
楽をして金を稼ぐ人が嫌いで
交渉で有利に運ぶため総入れ墨でしたが
ヤクザではありません
彼はいわゆる底辺層に仕事を与え
彼らに誇りをもってもらうために
自分の実入りや損得を考えず
どうしたら彼らが浮かばれるのか?
こればかりを実行してきた人なので
当然皆が彼を慕ってついてくるわけです
当時底辺労働者のステータスは低く
飛田自身も元々ピンハネされた底辺でした
結果そこから本人の才覚でのし上がり
全国に彼を慕って国家事業に従事する人
140万人
当然荒くれものや半グレも多く普通の人では
とてもまとめることは無理です
当時はピンハネが一般的でほんのわずかな
賃金でこき使われていました
そういう時代背景のなか彼は
日雇い労働者の身分保障をしたのです
現代では正当な賃金を払ったり普通の食事を
与えたり暴力を振るわないなど当然ですが
当時はそれがまかり通っていたのです
飛田は日雇いのことを労士と呼びました
彼はその後の活躍で常に労働者の味方という
打算がありました
その利他主義により彼のもとへ沢山の労士が
集まったのです
やがてその数の多さから戦時中軍の地下基地
などの土木を扱うまでになります
それまでにもストーリーがあるのですが
書ききれないほどのエピソードなので割愛
匿うよう依頼されるほどの大物になりました
飛田自身実は最も日本の昭和史を飾るに
ふさわしいのに名誉欲とは無縁なわけです
ただひたすらに義理人情に厚く政界財界から
ヤクザまで幅広い層が彼の許へ訪れます
今はどうでしょうか?
竹中平蔵が窓口になっている日米合同委員会
ここの決めたことを政治家を使い国民に
強制した結果国民はどんどん貧しくなり
大企業や資産家だけが潤うシステムが
出来上がりました
飛田の時代と全く同じです
労働者はピンハネされ生活は不安定
中小企業はどんどん倒産廃業し庶民は
困窮を極め自殺者も増加
もし今の時代に飛田のような男気溢れる
リーダーが居たら間違いなく皆ついて行きます
有名ではないですが有名な大物はみな
知っている昭和で一番の大物です
興味が有りましたら是非
読んでみてください