心のきれいな人

日記

 

どうもぼくは人間関係をうまくこなす

のが得意でないようで組織の歯車として

調和を保つことにストレスを感じる

 

組織の歯車になると送別会歓迎会や

新忘年会・移動のプレゼントなど

様々なイベントが待っている

 

そして人間関係を円滑にするための

表面上の上っ面の付き合い

 

元々日本的組織の強みはこうした

外でのコミュニケーションによる

結束力の賜物であるとは思う

 

でもぼくには一つ一つのことが

自分にメリットを感じず自分の

時間を他人に削られている感が

どうしても否めない

 

 

つまりは自分勝手のお子ちゃま

なのだと思うのだが日本独特の

「和」という精神に馴染めずいる

 

結局自分で経営をしたり自営をしたり

というほうが会社員でいることよりも

自分にとってストレスフリーである

 

多くの人にとっては自分で事業を行う

ことのほうがストレスなのかもしれない

 

一般的に自分が経験していないことを

始めるストレスのほうが大きいのだろう

 

ぼくからすれば始めるのも失敗するのも

組織で窮屈に生きるよりもずっとずっと

ストレスがなく快適なゾーンだ

 

そんなぼくが妻と出会う前、丁度事業に

失敗していたころで某社のバイトとして

お世話になっていた時期が有る

 

そこで知り合った妻の実家へ

挨拶に行った時、お義父さんに会社員

である条件を付けられた

 

お義父さんは今でこそ地主で不労所得

生活者で悠々自適な生活を送っているが

元々農家の家で不安定な収入に悩み

妻を育てた経緯がある

 

なので妻には金銭面で浮き沈みのある

自営業より会社員という発想はわかる

 

こうしてぼくは会社員となったが入った

会社は営業職で結構自由にやり成績も

しっかり出していたが、組織のため会社

から指示が入るようになってきた

 

もともと指示や報告義務がいやで昔家出

をしたぼくが人の指示に納得ができず

段々と鬱へのカウントダウンが始まった

 

有る時会社に持っていった妻の弁当を

開けるとご飯に海苔で文字が有った

 

「ガ・ン・バ・レ」

 

心が弱っていたぼくは泣き崩れた

純粋な心

 

ぼやけた視界で食べた弁当の味は

今でもはっきりと覚えている

 

あれから10年近く経つが今は時間的

経済的に妻は満足しているようだ

 

ぼくが先に逝っても十分生活できるだけ

の資産も彼女には残せている

 

ぼくと一緒になって良かったと

彼女には感じて欲しい

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