日記
ぼくはバブル世代で妻は一回り
歳の差がある氷河期世代
その為お互いジェネレーション
ギャップがあるため面白い
バブル時代は街全体がまるで
アミューズメントパークのよう
煌びやかで派手で楽しかった
家出をし同棲して
当時G/Sでバイトしていたが
客は経費でやりたい放題だった
今は経費は削減しろだが当時は
経費はどんどん使えと言われた
給油時にボンネット開けは基本で
添加物やオイル交換などをすすめ
油外で月400万は売上ていた
所長賞で鰻重をご馳走になり
我が世の春を満喫していた
バイクに乗っていたので場外まで
馬券を買いに行っていたある日
お客のこんな一声があった
「どうせ当らないから
ノンじゃってもいいよ」
当時のぼくは怖いもの知らず
バイト代だけで20万は有ったが
ノミやの副業込みで月60万は稼ぐ
バブル紳士のような億単位を動かす
ものではなかったけど潤っていた
こんなエピソードは腐るほどあり
時々妻に話すが全く通じない
あの狂乱は体験したものしか理解
できないだろうと想像つく
あれから30年以上経ち茹でガエルの
如く国民は貧困へと向かって行った
全ての原因は敗戦から宗主国によって
定められていたのかもしれない
戦後何十年経っても敗戦国に
主権はなく生涯搾取されるのみ
宗主国は戦争ビジネスで成り立つ国
敗戦国は宗主国のため財布となる
この先さらに搾取は続くけど人生に
おいてバブルを経験できたぼくは
本当に幸せだったと心から思う
正直あれ以上のワクワクは無いので
だらだら生きるよりサクッと逝きたい