日記
世の中には不思議なことが起きる
ぼくは10代の頃から結婚するまでの
30年位の間彼女が居なかった時期が
全くない
芸能人やタレントでいいなと思っても
最初だけで次から次へと出てくる女性
に目移りしてしまうため固定のファン
が居たことも無い
基本的に彼女が居ないという空白の
時期は折角の女性に相手にされる貴重な
期間を機会ロスしている感じがする
なので付き合っている彼女との仲が
怪しくなってくると別れる前に次の
彼女を探していた
今のぼくが言うのもなんだけど当時は
女性というものをキャラでなくアクセ
みたいに捉えていたのかもしれない
世の中の半分は女性なので実際困る
ことは一回も無かったし
女の子と付き合うのは本当に簡単だった
別れるのにうまくいかず蹴られたことや
皮肉を言われたこともあった
ぼくの母に泣きついた子もいてお袋に
説得されたこともあった
ただぼくは別れ際うまくいかなかった
こともありつつ二股だけはしなかった
浮気は色々と神経を使うのでその
苦労を考えるのが嫌だったから
結局浮気をすると彼女が悲しむからとか
そういう理由でなく自分発信のお子ちゃま
そんなぼくも結婚し本当に落ち着いた
妻曰く結婚のお披露目のとき親族全員から
あいつはやめておいた方がいいと言われた
らしくすぐ別れると思っていたらしい
それくらい会うたび会うたび違う彼女を
連れているというイメージがぼくには
付いていたようだ
そんなぼくにしては結構長く付き合った
彼女が25年くらい前にいた
何だかんだで3年は付き合ったと思う
彼女は都内に居るはずで確かシングル
マザーだったはず
先日アプリで配車された男性のお宅へ
朝の4時半ごろ迎えに行くと男性に
連れられ出て来た女性を送ってくれ
ということだった
身体をひねって後ろを振り向くと
なんと別れた元カノじゃないか!
彼女はもう四十代半ばだと思うが
結構いい女になっていた
声は当時のまま全く変わっていない
どうしたものかと思いつつ今は彼氏
もいるようだしぼくも妻がいるので
蒸し返さないほうが良いと判断
結局彼女もなにか感じたのか支払い
を終え降りる時ぎこちなく下車した
恐らくもう二度と遭遇することは
無いと思うが営業エリア内の
ニアミスなので結構ビビった
今でも若くますますイイ女になって
いたので不覚にも下心が一瞬出た
結婚前のぼくならばどうにか
なっていたかもしれない
それにしてもなんで千葉なんかに
引っ越してきてるんだよ!