2016年の大統領選では
トランプとサンダース両氏は
表面上は全く違いましたが
根本に持っている思いは同じで
1%に満たないスーパーリッチ層だけに
甘い汁を吸わせず
それ相応の税をとり
アメリカ国民のために還元してゆく
政治家ですからこういう発想が出来るのです
そして大統領となったトランプ氏は
最終的に決定の判断を下したものの
最初はTPPの離脱表明をしました
TPPはアメリカに不幸をもたらすと
強く反対をしていたのです
スーパーリッチ層がますます儲けるための
青写真がTPPやTTIPです
TTIPはEU版TPPとも言われ
ISDS条項も含まれています
このISDS条項とは外国人企業が
投資したビジネスを政府が棄損した場合
ISDS裁判により国に損害賠償を求める
(すなわち税金が外資に払われる)
実害が発生するわけです
ドイツは日本の3.11を機に脱原発政策を
とったのですが反原発を掲げたドイツに対し
スウェーデンのエネルギー企業が
この政策で損害を被ったとして
ISDS裁判を起こしています
悪名高きISDSに対し
日本政府は甘すぎます
仮に日本が脱原発を掲げた場合
ISDS裁判に訴える可能性があります
ISDS裁判は3名の企業弁護士によって
判決が下されるのですが
原告側から一名被告側から一名
そして中立な立場が条件の一名が
75日以内に見つからない時
任命する仕組みとなっております
ところがほとんどの場合この一名は
米国籍の世銀総裁が任命するので
大方の裁判はアメリカが有利になり
過去一度も負けたことがありません
もし裁判に負けるとぼくらの税金から
巨額の賠償をすることとなります
しかも投資している企業は何度でも相手国を
訴えられその都度巨額の裁判費用が発生します
このようにISDS条項は投資家を損害から
保護するための条項なので
国家には全くメリットがありません
TPPやISDS条項が原発にまで絡んでいる
このような事実を知っているのでしょうか?
世界的に脱原発の流れが生まれているのに
TPPやTTIPによってがっちりと
エネルギー産業は守られているのです