今日は隣の本八幡というところで
40年ご商売をやられてた
大大先輩とお話をしてまいりました
彼はもともと田園調布という
大田区のとある街にいたのですが
本八幡で店を開業しようと
やってきて当時600万円ほどの
資金で物件を借り1000万円
くらいでスタートしたそうです
(田園調布は高かったのでしょうね)
彼は美容師だったのですが
当時男性美容師は珍しく
開店してからしばらくは
ぼちぼちでしたが美容室も
バブル期が有りまして
最盛期は一店舗で年商
2000万円ほどたたき出して
いたらしいです
スタッフも4人雇っていた
らしいのですが
最初は従業員の給料と家賃が
毎月出ていくのできつかった
とのことです
彼が言うには経営者仲間と
サラリーマンと交わると
まずサラリーマンはすぐ
割り勘にしたがるとのこと
確かに自営業だと自分がやれば
やっただけ収入は増えます
しかしサラリーマンはなんども
言っているとおり、
会社が世間相場に合わせて
これくらい払っておけばとりあえず
文句言わず働くだろうという最低の
賃金しか出しません
冷静に考えたらわかることなのですが
企業は利益を出すために行っている
以上、出るものは少なくするのは
当然です
極論は従業員の一日を基本給と
いう形で買い取ってるわけですから
24時間労働してもらったほうが
コストとしてみるなら
それに越したことはありません
なのになぜそれが出来ないかと
いうと単純に労働基準法という
法律に労働者は守られているからです
余談は置いておいて自営業者は
働いたら働いた分だけ自分のもの
にすることができます
さらに、企業は売上から
諸経費を差し引いた額から
税金が引かれます
サラリーマンのように
収入から税金が引かれた額が
手取りではありません
ということは、
費用に含まれる
・交際費で客とおいしいもの食べたり
(という記載)
・備品として物を購入したり
(という記載)
が出来ます
なので、自営業者とサラリーマン
が一緒に食事をするとおかしな
事になります
以前ぼくが会社をやっていたとき
今は偉くなったぼくの友人が
当時は下っ端の薄給所得者だった
のですが、
ある日会社の飲み会が有るから来る?
とお誘いがありました
時間もあったので顔を出したのですが
なんだか大人数でカラ館でしっぽり
歌っていたわけです
ぼくはすぐ店員さんに
この店で一番広い部屋へ移らせて
ください!
と言いそっちに移りその後
12時間ほど暴れました
お会計はたしか4、5万だったと
思いましたが皆引きまくってました
ぼくとしては楽しかったんだから
いいじゃんと思ったのですが
割り勘で払おうとしていたので
勘定の大部分をぼくが払った
記憶があります
その人もサラリーマンは違う
人種だと言っていたので
おそらくこういうことなんだろうな
とその時ぼくは思いました
その人は、ぼくが調子に乗って
手を広げないで誠実にやっていれば
大丈夫と言ってくれました
40年店をやってきた人が
ぼくの人柄をほめてくれて
自信がつきました
やっぱり今日は行ってよかったです
おしまい